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口内炎を長引かせないポイントと日常生活の注意点その2

口内炎を早く治す4つのポイント

口内炎を早く治すために家庭でできることや、日常生活の注意点などをご紹介していきま
しょう。次の4つの項目は、口内炎の予防としても効果的です。ぜひ、参考にしてみてく
ださい。

1 十分な休息をとる

口内炎は「疲労・ストレスで体が弱っているサイン」といわれるほど、日頃の生活習慣が
発症に大きく関わっています。
したがって、しっかり休息をとって体の抵抗力や免疫力を養うことが、口内炎の治りを早
める最も効果的な方法といえます。
日頃から睡眠が十分にとれていない、あるいはその時間を確保できない場合は、「睡眠の
質」を高めることを意識してみましょう。短い時間でもリラックスできる環境を整え、生
活リズムを整えることが口内炎を早く治すうえでは重要です。

2 お口の中を清潔に保つ


口内炎ができたときに口内が不潔なままだと治りを悪くしてしまいます。
治りを早めるためには、普段以上にお口の中を清潔に保つことが大切です。
痛みで歯ブラシがうまく当てられない場合は、こまめにうがいをして口内に汚れがたまら
ないようにしましょう。
その際、炎症を抑える成分(アズレンスルホン酸ナトリウム水和物など)が含まれるうが
い薬を使うと、腫れや痛みを抑えて治りを早めることができます。

3 口内炎の塗り薬や貼り薬を使う

口内炎は文字通り「お口に生じる炎症」なので、炎症を抑えることが治りを早める近道に
なります。
口内炎の炎症を抑えるお薬で代表的なのがステロイドの塗り薬で、ドラッグストアや薬局
でも市販されています。また、塗り薬がうまく塗布できない部位(舌の側面など)は、パ
ッチタイプの貼り薬がおすすめです。
口内炎のお薬ではそのほかに、スプレータイプのものやトローチなども市販されているた
め、症状にあわせて使いやすいものを選んでいきましょう。

4 ビタミンB群の摂取

口内炎を早く治すうえでは、粘膜の新陳代謝をうながしたり免疫力を高めたりするのに欠
かせない「ビタミンB群」を積極的に摂ることも大切です。
ビタミンB群は、レバー(牛・豚・鶏)、イワシ、サバ、アーモンド、アボカドなどの食
品に多く含まれます。
一方で、口内炎ができると痛みで食事がうまく摂れないことも多いため、その場合はビタ
ミン剤やサプリメントで補っていきましょう。

長引く口内炎は要注意! 歯科医院を受診する目安

口内炎は多くのケースで1週間前後、長くても2週間ほどで自然に治ります。
しかし、2週間以上たっても口内炎が治らない、あるいは「治ってはできる」を繰り返す
場合は、他の病気の可能性があるため注意が必要です。
口内炎に似た病気では、口腔ガンなど重篤な病気も存在します。また、ベーチェット病や
帯状疱疹など「口内炎の症状がでる全身疾患」もあるため、長引く・繰り返す口内炎は早めに歯科を受診し、詳しい検査を受けましょう。

歯科定期検診でお口の環境を整えれば口内炎リスクも軽減!

口内炎の多くは疲労やストレス、栄養(ビタミン)不足がその引き金になりますが、それ
を早く治せるかどうかはお口の環境に大きく左右されます。また、口内炎のなかには、歯
科治療で入れた詰め物が舌や頬に引っかかる、あるいは入れ歯が合っていないことが原因
で起こるものも少なくありません。
したがって、3~6か月に1回は歯科医院でお口のチェック(定期検診)を受けて、口内炎
になりにくいお口の環境を整えていきましょう。